2022年につくったものまとめ

年末恒例の振り返り。今年でなんと7年目です。いやすごいな自分。

今年も一応カウント上は6作品ですが、簡単なものだったり派生系が含まれていたりで、実質的にはちょっと少ない印象です。少なくなった要因についてはまた最後に触れるとして、とりあえず6作品、見ていきましょう。以下の各SNSでの数値は2021/12/28時点の数字になります。

1. バイスタンプの音声差替

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動画再生回数 15,816回
高評価数 479件
コメント数 21件

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動画再生回数 1,984回
いいね数 154件
リツイート数 68件

次作のラジコフデバイスを作るための研究の過程で生まれた副産物。バイスタンプが非常によく考えられたデバイスであることがわかったので、その特徴をフルに使いこなしてみたくなった結果です。バイスタンプ、技術ハードルが過去に類を見ないぐらい高かったせいか、ガチンコの(?)改造をしている人はほとんどいなかったので、「自分がやらねば誰がやる」みたいな謎の使命感を持って色々いじっていた気がします。

2. ラジコフ

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動画再生回数 20,943回
高評価数 729件
コメント数 49件

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動画再生回数 50,943回
いいね数 2,936件
リツイート数 1,186件

ソニー・インタラクティブエンタテインメント様からtoioを頂いてしまったので、「何か恩返しせねば」という思いで作った作品です。

toioをラジコン化すること自体は普通かもしれませんが、バイスタンプを操縦桿に見立てることで、結構オリジナリティを出せたんじゃないかなと思っています。奇しくも『リバイス』の本編で、ラジオコントロールで動くラブコフ、通称『ラジコフ』が出たタイミングでの公開になりました。完全に偶然です。

toioを扱うためのプログラムを学んだこともさることながら、個人的に結構大きなチャレンジだったのは、toioを格納しているラブコフの胴体を3Dプリンタで作ったことです。実は自分のこれまでの生成物の中で、一番有機的なデザインになっています。有機的な3Dモデリングができない自分にとってはかなり高いハードルでした。

ちなみに、これをTwitterで公開したときに、オジンオズボーンの篠宮さんが「いいね」を押してくれていたのが密かな自慢です。

3. バイスタンプブック

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動画再生回数 191,384回
高評価数 5,843件
コメント数 280件

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動画再生回数 47,803回
いいね数 3,424件
リツイート数 1,122件

2022年で一番の大物作品でかつ最高評価の作品。自分のバイスタンプ研究の集大成のつもりで作ったので、動画再生回数、いいね、リツイートで久々に高い評価をもらうことができてとても嬉しかったです。一つ大当たりが出ると、発表当時の評判はイマイチだった過去作も再評価してもらえるので大変ありがたいです。

2021年に出したLINEエフェクトで、自分的に『リバイス』らしい作品は充分出来たと思っていたのですが、残念ながらあんまり評価されなかったので、もうちょっと粘って考えてみた結果生まれた作品です。デモンズドライバーに倣ったLEDアニメーションのインパクトが大きいと思うのですが、自分としては、ワンダーライドブックと併せて『スタンプ帳』としてまとめたアイデアだったり、スタンブをリバイスドライバーにセットする部分を押印部分と一体化させることでコンパクトにまとめたり、マジックミラーを採用して表紙を作りつつ、難しい本の開閉ギミックを搭載せずともアニメーションを見せられるようにしたりと、小粒かもしれないけどいろんなアイデアをうまく組み上げて出来たもの、という認識で、そういう観点で非常に上手くできた作品になったと思います。あと、この作品を通してRaspberry Pi Picoを扱えるようになったのも収穫でした。

4. ボトルマン:レーザーサイトバレル

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動画再生回数 1,088回
高評価数 59件
コメント数 8件

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動画再生回数 519回
いいね数 47件
リツイート数 12件

『リバイス』についてはバイスタンプブックで自分の中で決着できたので、次作である『ギーツ』で作りたいものが出るまでの間、『ボトルマン』を題材に思いついていたアイデアを具現化してみることにしました。

コアキャップをベースにした、プログラミングによるボトルマンの強化システム。その第一弾として作ってみたのが、この『レーザーサイトバレル』でした。一回作り切った後に「キャップが真っ直ぐ飛ばない」という致命的な弱点が発覚したため、改修して丸々作り直すという、自分としては珍しい経験をしました。おかげで最終的に出来上がったものはメチャメチャ気に入っているのですが、残念ながら世間的にはあまり評価されず。

ボトルマンの改造動画については、2021年にライト&サウンドボトルマンを公開したときの経験から、再生回数はあんまり伸びないだろうな、と思っていましたが、想定以上に伸びませんでした。特撮と比較すると、ボトルマンで遊んでいる大きなお友達は輪をかけて少ないと思われるので、まあそれはそうかなという気もします。

5. ボトルマン:モーターアクセルバレル

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動画再生回数 2,112回
高評価数 72件
コメント数 9件

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動画再生回数 440回
いいね数 25件
リツイート数 5件

プログラミングによるボトルマン強化システムの第二弾。こちらも前作同様、一度作り切ってから再度作り直すことになりました。自分の今まで作ってきた「光る・鳴る」系の作品と違って、物理的にモノを動かす系は実際にやってみないとわからないことが多いというのがよくわかりました。

最終的に出来上がったものは、自分としては満足いくものになってはいるものの、弾速を極めようと思えばまだまだ改善できる余地があるとも思っています。いつか本当にやることがなくなったら、これで最速を極める旅に出るかもしれません。

6. 呼ぶと応えるハロ

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動画再生回数 785回
高評価数 70件
コメント数 3件

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動画再生回数 292回
いいね数 26件
リツイート数 7件

ウチの長男(6歳)のリクエストに応える形で、とりあえず呼ぶと光って震えるハロを作りました。昔に買って温存していたハロのプラモが遂に活きたのと、あとM5StickC Plusの扱いについての理解が深まったので良かったなと思っています。

余談ですが、『水星の魔女』は私自身とても楽しみながら見ているのですが、長男もよくわからないなりに楽しんで見ているようで、長男のガンダムデビュー作になりました。生まれて初めて覚えたモビルスーツは『エアリアル』で、次は『ファラクト』です。

なお、このハロはもう少し実用性を上げるべく改修を行っています。形になったら、また別途公開しようと思っています。

まとめ

以上、2022年に作った作品群でした。今年は『バイスタンプブック』というアタリ(?)はあったものの、全体的にはおとなしい感じになったかなと思います。まあ、本業の合間の趣味活動としては、何かしら作る時間を確保できているだけでも上出来ではあるのですが。

今までと状況的にちょっと違うなと思うのは、現行の仮面ライダー作品である『ギーツ』について、まだ何も作っていない(作り始めてもいない)ということがあります。

要因は多分3つあって、1つは現時点で私自身が『ギーツ』にあまり乗り切れていないということ。ただ、最近ちょっと面白いかもと思い始めたところですので、これについてはゆくゆくは解消されるかもしれません。

2つめは、『デザイアドライバー』が、元々のコンセプト的に、オリジナルの作品作りが非常にやりやすくなっているということ。ここが、『リバイス』のバイスタンプとの大きな違いです。「作品作りがやりやすいのは良いことでは?」と思われるかもしれませんが、作りやすいということはそれだけ手を出す人が多いということで、SNS上では既に、非常にたくさんの作品を見ることができます。つまり、生半可なアイデアではその中に埋もれてしまう、ということで、(あくまで自分としては)より強いというか、独創的なアイデアが要求される状況になってしまっています。

3つめは、公式であるバンダイ様の方が、あの手この手でいろんなおもしろバックルを出してきているということ。パワードビルダーバックル&ギガントバックルあたりが良い例ですね。

なので、これまた生半可なものを作ってしまうと、公式の二番煎じみたいなものにしかならないリスクがあります。

ということで、現状『ギーツ』については、制作予定なし、となっています。まあ、その分他の題材(ボトルマンやハロ)に手を出せる状況とも言えるのですが。ただ、『ギーツ』のアイデアの欠片みたいなものは見えているので、上手く育てば何か出てくる…かもしれません。予定は未定。

 

ということで、本年もご覧頂きありがとうございました。また来年も細々と何かを作れたら良いなと思っています。皆様良いお年を。