めざましカーテン mornin’ 1個でカーテンを両開きにしてみる

 

前回「全自動に憧れる人は素直に2個買いましょう」という形でレビューを締めさせていただいた「めざましカーテン mornin’(モーニン)」ですが、今回は素直じゃない人向けと言いますか、DIY好きの方向けの内容です。どういうことかと言いますと、タイトル通りで、1個のmornin’で無理矢理両開き対応させてみようというものです。

 

なんとなくですが、多分こんな感じでいけるんじゃないかと考えました。

開くとき

th_mornin-double-10

閉まるとき

th_mornin-double-11

要するに、両サイドにプーリー(滑車)をつけて、それを介して釣り糸か何かでピンを引っ張ると。調べていませんが、多分一般的な電動カーテンも基本原理はこんな感じで、これをもう少しエレガントにしているんじゃなかろうか。

ちなみに、上の図では線の両端をピンに結び付けていますが、mornin’側の方はmornin’に直接結び付けてしまっても良いのかもしれません。が、何か変な力がかかってmornin’にダメージを与える可能性もあるので、とりあえず線は両端ともピンに結びつけるようにしています。

気になるのはmornin’に2つのカーテンを引っ張るだけの力があるかどうかですが、もっと大きなカーテンを動かしてそうな写真もちらほら見るので 、ウチのように窓用サイズのカーテンぐらいなら、おそらく2個ぐらいはいけるでしょう。

 

ということで、mornin’本体1つ以外に以下を調達してみました。

 

とりあえずタミヤの工作キットを組み合わせて、

th_mornin-double-1

こんな感じのプーリーユニットを作ってみました。

th_mornin-double-2

プーリーユニット自体が釣り糸(テグス)の引っ張りでスライドして移動してしまわないよう、レールの外側にしっかりと固定します。 天井低いし壁際だしで取り付けがちょっと大変でした。

th_mornin-double-6

逆サイドも同様に取り付けます。ところで、この取り付け作業をしている時に肩がとても辛くなってきたのですが、これはあれですか、四十肩とかいうものの始まりでしょうか。

th_mornin-double-7

はじめの構成案の図を参考に、左右のプーリーに一本ずつに釣り糸(テグス)通して、2つのカーテンの一番センター寄りのピン同士を括り付けます。

th_mornin-double-9

2本ともこんな感じでピンっと張ってやらなくちゃいけないんですが、これがなかなか難しかったです。ところで、この括り付け作業をしている時に肩がとても辛く(以下略)。

th_mornin-double-8

余分に余ってしまった釣り糸は、ピンにぐるぐる巻きつけるなりして、頑張ってピンっと張るようにします。最後に、輪ゴムでピンをmornin’に密着させます。輪ゴムは二重巻きにして、ギュッと密着させています。

 

これで一応、工作としては完成です。あとmornin’の動作設定も少しいじっておきます。元々はパワー2の60秒動作にしていたのですが、ちょっとだけパワーを上げて、パワー3の55秒動作にしました。

 

というわけで、いざ動作テスト!

 

おお、両開き!結構勢いでやってしまいましたが、意外とうまく動くもんだ。

 

ちなみに、カーテン開閉時のプーリーはこんな感じで動いています。

 

 

うんうん、こういうのがちゃんと動いているのを見るのは楽しいです。

 

ということで、mornin’ 1個でカーテン両開き対応というのは一応「できた」ということになるのですが、あくまで私の環境でできただけなので、他のお宅でも同様にできるかどうかは不明です。また、費用面で見ると、もう一つmornin’を買うのに比べて半額以下で済みますが、やることはそれなりに面倒ではあります。

そういうわけで、やっぱり両開きにすることに関して一番オススメなのは、「mornin’を2個買うこと」です。それが断然ラクだし美しいです。ただ、今回のようにプーリーとか釣り糸を使うのは工作としては面白いので、DIY好きの方はチャレンジしてみると楽しいかもしれません。

なお、ここでご紹介している内容は、当然公式に推奨されているmornin’の使用方法ではありません。今回の工作を試して、結果、カーテンレールやmornin’本体が壊れてしまったとしても責任は負えませんので、予めご了承の上、自己責任でトライしてくださいm(_ _)m