めざましカーテン mornin’(モーニン) レビュー

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いつもどおりウェブを巡回していたら、面白そうなものを見つけました。

お値段もお手頃だったので、エイヤっとポチってしまいました。

ということで、せっかくなのでレビューしたいと思います。

 

ポチッとした翌々日にAmazonから到着。

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思ったより小さいな、という印象。

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箱はなんだかオシャレな感じです。

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iOS, Android両対応です。

いざ開封。

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折り畳まれた説明書が1枚。

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いえいえ、どういたしまして。Made in Japanアピールで敢えて日本語なのかしら。

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 中蓋を開けると本体がお目見え。

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実際に手に持ってみると、思ったよりずっとコンパクトに感じます。

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頭の部分には大きなタイヤが。なるほど、このタイヤとコマでカーテンレールを挟んで本体を動かすのか。デザインをちゃんと見ていなかったので、「あの小さいコマだけでどうやってレール上を移動させるんだろう」とか考えてしまっていました。

この状態で正面の大きなボタンを押し込むと、

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コマが横向きになり、カーテンレールに差し込めるようになります。こういうギミックは大好きです。

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裏面には電池蓋。

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開けると、電池が装填済みでした。これはちょっと珍しい。

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説明書にパラパラっと目を通します。スマートフォンとのペアリング方法や本体の取り付け方法についての記載はなく、とにかくアプリをダウンロードしてその指示に従ってください、ということのようです。

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ここで一つ気になったのが、以下の注意書きです。

 

禁止:設置後はカーテンを手で開けないでください。

設置後は手でカーテンの開閉ができなくなります。無理に手で開閉すると、動作不良や故障及び家財の破損の原因になります。

 

… おっと。電動カーテンを持っている人なら、ひょっとしたら当たり前なのかもしれませんが、自分はこれはちょっと「えー」と思ってしまいました。言われてみれば確かにそうなってもおかしくないなあと思うものの、言われるまでは全然意識していませんでした。うーん、これはちょっと、慣れるまでは不便かもしれない。

とりあえず、先に進みます。自分はiPhoneを使っているので、App Storeで”mornin”と検索して、アプリをダウンロードします。

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ダウンロードしたら、早速アプリを起動します。

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初めて使います。

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あ、このボタン、ペアリング用ボタンも兼ねていたのか。これは合理的だ。

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接続完了。なにやらファームウェアをアップデートしてくれとのことなので、素直に更新します。

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バージョン1.3へアップデートします。

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更新完了。ここからカーテンレールへの設置ガイドが始まるようです。

ちなみに、ウチの取り付け予定のカーテンはこんな感じです。

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寝室の窓のカーテンです。なので小さめ。両開きなので、「あれ、これってひょっとして2個買わないといけない?」と買った後に気がついたのですが、まあ今回はお試しということで、一個だけで試してみます。幸い、向かって右側にベッドが寄っているので、片開きだけでも効果はありそうですし。

ただ、そもそもmornin’が対応しているカーテンレールかどうかもロクにチェックせずに買ってしまったので、使えなかったら困ったことになります。が、まあ、とりあえずやってみましょう。

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取り付け開始時には注意書きが現れます。

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動かしたいカーテンを選択します。上で書いた通り、今回は向かって右側に取り付けます。

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カーテンを閉めた状態で、左端のフックを外します。最初中途半端な位置でフックを外してしまってやり直しました。

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外しまして。

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アームが回るのはさっき確かめたので、

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カーテンレールに取り付けます。ここはアニメーションで解説してくれています。

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緊張の一瞬。

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ボタンを押して。。。

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そのまま上にグッと押し込んで

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ボタンを離します。うまく設置できました。よかったよかった。

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カーテンをかぶせると、

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全然気になりません。

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これで準備完了だそうです。続いてアプリの設定ですね。

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改めて警告が表示されるので、確認したら先に進みます。

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今すぐはじめます。全体的に丁寧に作られたアプリだなあという感じがします。

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とりあえずリモコン画面にして”OPEN”をタップしてみると。。。

 

おおお動いた!

 

けど、端まで行ってもモーターが止まらない!

 

どうやらmornin’は、端まで行ったら自動で止まるようなインテリジェントなものにはなっていないようです。

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じゃあどうするのかというと、自分の設置環境に合わせて、動作パワーと動作時間を設定します。

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自分の好みの動作パワーを決めて、その動作パワーだと端から端まで何秒かかるか、というのをトライ&エラーしながら決めていきます。

例えば、標準的な動作パワーである4だと、ウチのカーテンだとだいたい35秒ぐらいが丁度いい感じです。

 

続いてパワーをMAXの7にしてみると、

 

20秒ぐらいです。速く開け閉めできますが、その分音も大きめです。

実はパワーMAXの場合、自分の環境だと22〜23秒あたりがベストだと思うのですが、(2016/7/15の時点では)時間設定は5秒単位でしかできません。残念。

ついでに、パワー2だと、

 

60秒ぐらいです。時間はかかりますが音は静かなので、朝の目覚めに使うにはパワー弱めで長めに動かした方が良いかもしれません。じゃないと、陽の光というより音で起きてしまいそう。

ちなみに、パワーのMINは1なのですが、1だとカーテンが途中で突っかかって動かなくなってしまいました。。。

 

このように適切な動作パワーと時間を設定しておくと、リモコンで”OPEN”, “CLOSE”したときに、丁度端までカーテンが動いたときにモーターが止まるようになります。

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ちなみに、リモコンには”ハイスピードモード”なるものが用意されています。このモードをONにした状態でリモコン操作をすると、基本の設定に関係なくパワーMAXで動作して、素早くカーテンを開け閉めできるようになります。これはおそらく、手動でカーテンをシャッ!と開け閉めできなくなることに対する不満への対応でしょう。

ハイスピードモードのときの動作時間がどう設定されるのかは、まだちょっとよくわかっていません。基本設定の時間よりは少し短くなる?ような気もしますが、基本の動作パワーがレベル2とかだと間違いなくオーバーランしてしまうので、ハイスピードモードの時は基本的に目視で操作した方がいいと思います。

 

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タイマーは複数設定可能です。平日と休日といった使い分けもできるので便利。

ということで、タイマーで朝実際に使ってみました。

 

曇りとはいえ、部屋が一気に明るくなりますね。うん、良い感じです。

 

さてさて、ここまで触ってみた感じでは、自分としては概ね満足です。が、一個だけ、重箱の隅をつつくような不満があります。

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 これ、限界までカーテンを開けた状態なのですが、あんまり開ききっている感じがしません。

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理由は明白で、mornin’は一番センター側のフックとその隣のフックの間を移動しているので、開く時にはセンター側から2番目のフック側に寄ってしまいます。結果、どうしても一番センター側のフックがmornin’に追従できず、mornin’が一番端まで移動しても、カーテンとしては移動しきれない部分が出てきます。

 

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ということで、mornin’と一番センター側のフックを輪ゴムでまとめてみたところ、

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一番センター側のフックとmornin’がダイレクトに連動するようになり、前よりもちょっとだけ、しっかり(?)開くようになりました。公式に推奨されているやり方ではないので、ひょっとしたら何かしら運転に支障をきたす可能性もあるのかもしれませんが、今の所は特に問題なく動いてくれています。輪ゴムも基本的に見えないので、見た目も特に悪くはなりません。

 

ということで、めざましカーテンmornin’のレビューでした。少し手間がかかる部分はありますが、結構ちゃんと動いてくれるので、個人的には満足です。コストパフォーマンスも良いですし。あとは、無茶な要望なのは百も承知ですが、Raspberry Piとかで自由に操作できる口(API)を開けてくれたら、個人的には120点満点です(←職業病)。

 

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自分の場合、mornin’を一個しか買っていないので、現状向かって右側が電動で手動開閉不可、左側が非電動で手動開閉可、となっております。

最初はアンバランスかなーと思ったのですが、mornin’のおそらく最大の弱点(?)である「手動でカーテンの開け閉めができなくなる」という特性がある以上、今は現状のままが意外と実用的かなーという気がしています。ベッドがあって手動で開け閉めしにくい右側はもう全自動でスケジューリングしてしまって、自分で採光をサッと調整したい時には左側を手で開け閉めしてしまうという。

けどまあ、やっぱりアンバランスではあるので、真の全自動(?)に憧れる場合は、素直に2個買いましょう。

 

(素直じゃない人はこちらもどうぞ)