フルボトル専用発光台座をつくりました

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(2018/1/13追記:現在、制作の請負・販売は終了しております。申し訳ありませんが、ご了承ください)

約一ヶ月ぶりです、ご無沙汰しております。最近更新が滞っており申し訳ありません。主に本業と育児とドラクエ11のせいです。

さて、前回、フタを回して光るフルボトルというものを作ってみました。あれはビルドドライバーが発売される前に作ったものなのですが、ビルドドライバーの発売後は、やはりたくさんの方々がドライバー上でのフルボトル発光にトライされていました。

私の知るかぎりでは、最も費用対効果の高い方法を提案されていたのは、YOの玩具箱のUNOYO様だと思います。

詳しくはこちらの記事をご覧頂きたいのですが、ミライトという超小型発光ユニットをビルドドライバーのボトルスロットの後ろに置くだけです。

たったそれだけのお手軽さであの美しさを出せるのは素晴らしいです。

 

ドライバーとの連動を重視して、さらに凝った改造をされている方もおられます。

自分も「これができたらカッコイイなあ、でもドライバー分解しての改造はキツそうだなあ」と思っていたので実際にやってのける方がおられて素直にすごいなあと思いました。

 

さて、そんな感じでフルボトルの発光については、ビルドの放映開始からまだ一ヶ月なのに、そろそろやり尽くされてきた感があります。ただ、それは極一部の特殊なクラスタ(特撮好き&改造スキル持ち)界隈の話で、一般的にはフルボトルは未だ「フタが回って振るとシャカシャカいうもの」でしかないのではないかと思います。そこで、「改造スキルなんかなくても、みんながフルボトルを光らせて遊べる方法はないかな?」と、ちょっと考えてみました。

 

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で、こんなのを作ってみました。

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外付け式のフルボトル専用発光台座です。作り終わってから気づいたのですが、やっていることは食玩の仮面之世界(マスカーワールド)の発光台座と同じですね。

以下、詳細です。これも、『Nintendo Swtichをちょっと楽しくするスイッチ』同様、必要であれば制作を請け負いますので、もし興味のある方がおられましたら、ぜひ最後までお読みください。

(2018/1/13 追記)

諸々の事情により、制作の請負・販売は一旦終了とさせて頂くことになりました。大変申し訳ありませんが、ご了承ください。理由につきましては、後述させて頂きます。

 

取り付け方

取り付けは簡単。精密ドライバーが1本あればOKです。

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元々のフルボトルについている下2本のネジを外して、

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発光台座を通してねじ止めするだけです。ねじ止め式なので、元々のフルボトルに戻すのも簡単です。

もっとお手軽さを追求するなら、ねじ止めすらさせないはめ込み式という選択肢もあったのかもしれません。今回は以下の理由でねじ止め方式を採用しました。

  • はめ込み式だと、簡単に外れてしまいそう
  • はめ込み式だと強度が不安
  • 簡単に外れてしまうと、中の発光ユニットが簡単に取り出せてしまい、幼児の電池誤飲の可能性が高まってしまう

飾って楽しむのがメインの大きなお友達向けなら上記はあまり気にしなくても良さそうですが、やっぱりフルボトルが本来子供向けのおもちゃである以上、子供がガンガン遊んでもある程度無事故で耐えられるようにはしておこうと思い、ねじ止め方式を採用しました。

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閑話休題。発光台座付のフルボトルの完成です。ちょっと縦に伸びる感じになりますが、そこまで違和感はないのではないかと思います。

 

遊び方

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裏面にスライドスイッチが露出しているので、ここから簡単にON/OFF切り替えが可能です。

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明るい状態だとちょっとわかりにくいですが、

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ちょっと暗くすると、綺麗に発光していることがわかります。

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一応ディスプレイ目的がメインの発光『台座』ではありますが、フルボトルをビルドドライバーに装填したときにドライバーに干渉しないように設計していますので、そのままドライバーに装填可能です。

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こんな感じになります。そこまで大きな違和感はないと思います。あと、縦に伸びた分、ちょっとフルボトルが取り出しやすくなります。

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発光させるとこんな感じになります。

白色LEDではなく、それぞれのボトルの色に合わせたLEDで発光させた方が良いという意見もあるかもしれません。ただ、それだと発光台座の汎用性が犠牲になりますし、個人的には白色LEDを使ったときの方が、ビルドドライバーとの連動で中身が上下する様子がよく見えるように思いましたので、白色LEDを採用しました。

 

こんな感じですね。せっかくの面白いギミックなので、やっぱりここが目立つ方が良いなあと思います。

 

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さて、せっかく簡単に発光できるように作ったので、数を増やしてみました。

装着!

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発光!

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。。。うん、めっちゃ綺麗です。ちょっと感動しました。写真スキルがなくてうまく伝えられないのが大変もどかしいです。

ちなみに、上の写真のうち、ゴリラフルボトルとダイヤモンドフルボトルは食玩版です。デラックス版・食玩版どちらにも問題なく発光台座を取付け可能です。

 

 作り方

「自分で作ってみるぞ!」という方向けに、この発光台座の中身についても簡単にご説明しておきます。「作らないけど欲しいぞ!」という方は、この後の「販売について」も併せてご参照ください。

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発光台座はこんな感じで分解できます。よって、電池がなくなってもちゃんと交換して遊べるようになっています。電池はCR2032を使用していて、電池のもちについては、ずっと点けっぱなしにしても3日〜4日ぐらいはそれなりの明るさで光ることは確認済みです(※弱くであれば一週間経っても光っています)ので、こまめにOFFするようにすればもっと長く遊べると思います。

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発光ユニットは以下の具材を半田付けしただけの簡単設計です。

すべて秋月で安く手に入ります。秋月なら電池も格安です。

それから、ネジはM2x20mmを使っています。ホームセンターとかでも売っていると思いますが、私はモノタロウでまとめて買っています。

ケースについては、素人なりに自分で頑張って3Dデータを作ってみました。DMM.make様の方で無料でデータを公開しているので、自分で3Dプリンタを使える環境にある方は、そのデータを使って造形してみてください。「3Dプリンタなんて持ってないよ」という方は、お金は多少かかってしまいますが、上記のサイトから造形をDMM.make様に依頼頂くことも可能になっています。

以下、私が個人で所有している3Dプリンタで出力したものと、DMM.make様で出力頂いたものの比較です。真ん中上が私の3Dプリンタで出力したもの、下二つがそれぞれ素材にナイロン(ブラック・ナチュラル)を指定して造形を依頼したものです。

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やっぱり、業務用の3Dプリンタで出力したものの方が圧倒的に綺麗です。特にネジ取り付け部分の突起は、私の3Dプリンタでは形がかなり崩れてしまいます。

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写真じゃ伝わりにくいですが、フルボトルに取り付けたときも、どことなく上質感(?)が漂います(上の写真のみ、左から私の造形したもの、DMM.make様造形のものの順になっています)。お金は多少かかってしまいますが(ナイロン素材のナチュラル色で税抜870円、それ以外の色で税抜1,500円)、上質を目指す方は、一度専門業者での出力を試してみると良いと思います。

 

販売について

(以下、2017/10/22 追記)—————————————-

玩具レビュアーのショウカイジャー様にご紹介頂きました。

何だか随分綺麗にとって頂いて、大変恐縮です。上記動画内でもご指摘頂いているとおり、残念ながらホルダーやウェポン系、トランスチームガンには、台座を取り付けたままフルボトルの装填はできません。これは私がこれらのアイテムを所有していなかったため、台座の干渉の確認ができなかったためです。予めご了承頂けますと幸いです(その後、トランスチームガンは入手しました)。

現在、おかげさまで多数のお問い合わせを頂いており、個人が本業の傍で制作可能なキャパシティを超えてしまっている状態です。お問い合わせ頂ければ制作はお受け致しますが、お届けまで二〜三ヶ月程度お待ちいただきますこと、ご了承頂けますと幸いでございます。

—————————————-(以上、2017/10/22 追記)

(以下、2018/1/13 追記)—————————————-

大変勝手ながら、現在お申し込み頂いている方の分までを持ちまして、フルボトル専用発光台座の制作請負・販売は一旦終了とさせて頂くことに致しました。

理由と致しましては、育児と本業がますます忙しくなり、時間が本格的にとれなくなってきたということもあるのですが、最も大きな理由は、制作に必要なマイ3Dプリンタの限界が近づいてきていて、お客様にお渡しするだけのレベルの品質の台座を安定して制作することが難しくなってきたためです。

自分は組み立てキットの3Dプリンタである、Bonsai Lab社製のBS01+を使用しているのですが、今回のフルボトル専用発光台座の量産で、相当無茶な稼働をさせてしまいました。失敗した分も含めると、この半年で多分500回弱ぐらいは稼働させていると思います。

途中で故障が発生したこともありましたが、そのときは自力で部品を交換することで何とか復旧させることができました。ただ、このBS01+のサポートは終了に向かっており、次に故障が起こったときには、もう復旧できないかもしれません。

確実に商品をお届けすることを保証をするのが難しくなってしまった以上、無責任に販売しますとは言うべきではないと考え、制作の請負および販売を一旦終了とさせて頂くことに致しました。2018/1/13以降に興味をもってこの記事を読んだくださった方には、大変申し訳ありません。何卒、ご了承頂けますと幸いでございます。

制作の請負・販売を再開する可能性はゼロではありませんが、当面はないとお考えください。この発光台座の作り自体はそんなに難しくなく、またこの記事内でも公開しているため、どうしても必要な方は、自作頂くのが最も確実かつ安価に入手できる方法です。

ちなみに、「新しい3Dプリンタを買えば良いだけでは?」と思った方もおられるかもしれませんが、あいにく今の私にはそれを買うだけの財政的な余裕も、新しい3Dプリンタに習熟するための時間的余裕もございません。。。申し訳ありません。

—————————————-(以上、2018/1/13 追記)

Nintendo Swtichをちょっと楽しくするスイッチ』同様、この発光台座についても、もしも「欲しいよ」という方がおられましたら、制作を請け負いますので、コメントやTwitterでお気軽にお問い合わせください。今のところ、

  • 発光ユニット(電池つき)
  • 試供品ケース(取付け用ねじ2本付)

のセットを、ビルドドライバーへの装填も考慮して、2個セットで送料・税込1,000円での販売を予定しています。販売方式は、Webショップでの販売の他、ご要望に応じて、各種フリマアプリ(メルカリ、ラクマ、minneなど)でのお取引にも対応致します。

なお、ケースが「試供品」という位置づけになっているのは、私が所有する個人向け3Dプリンタでは、どうしても品質があまり良くならないためです。遊んで頂く分には、機能的な問題はありません。ただ、やはり一般工業製品レベルの綺麗なものが欲しいという方は、別料金がかかってしまい大変申し訳ないのですが、先にご紹介したDMM.make様の方で、別途ケースのみの出力をご依頼ください。

 

最後に、(自分を含めて)子供と一緒にフルボトルを光らせて遊びたいという保護者の皆様へ。

この発光台座は、子供のリチウム電池の誤飲を防ぐため、発光台座をねじ止めするようにして、簡単には外れないようにしています。ただ、それでも、強い衝撃を与えるとケースが壊れて中の発光ユニットが露出してしまう可能性は否定できません。そのため、電池の誤飲をしてしまう恐れのある年齢のお子様と一緒にこの発光台座を使って遊んで頂く際には、必ず保護者の方の目の届く範囲内で遊んで頂きますよう、ご協力を宜しくお願い致します。万が一事故が発生した際には、私の方で責任を取ることはできませんので、予めご了承の上、お買い求めください。

大きなお友達の方は、自己責任で好きに遊んでくださいませ。