マイティブラザーズXXガシャット分解&解析メモ
エグゼイドの中間パワーアップ用アイテムである『マイティブラザーズXXガシャット』。自分は前に『スーパーマリオブラザーズガシャット』を作りましたが、こちらが正当なマリオブラザーズモチーフのガシャットですね。自分がマリオガシャットを作り始めたときは、このガシャットの存在は全然知らなかったです。
このガシャット、サイズ以外にも基本のガシャットとは色々違いがありそうなので、ちょっと中身を詳しく見てみたいと思います。今後の工作の役に立つかもしれませんし。
まずはさらっと外見のチェックです。
クリアパーツが減ってしまってなんだかちょっと安っぽい印象。でも劇中のものはメタリックでカッコ良かったです。
太し。ドライバーの横の窓からの発光が見えなくなってしまったのは残念。
そしてこれまでのボタン電池3個ではなく単四電池2本駆動。窓(クリアーパーツ)も何だが小さめ。うーん、これは中を徹底的に破壊しないと意外とスペースの余裕はないかもしれない。。。
ではでは早速分解。。。の前に、分解してしまうと元に戻すのが面倒なので、前と同じようにボタンの組み合わせと状態遷移を先に確認しておきます。
ボタンは上の図のように番号を振ったとして、
はい、こんな感じになりました。
。。。わかりにくい!同じ状態遷移でレベルアップ→ダブルアップ→キメワザとなるのも面倒なのですが、よくよく調べてみるとレベルアップ待機の入り方が二種類(←「ダブルガシャット!→待機」と「レバークローズ→待機」)と、キメワザ待機の入り方が三種類(←「ダブルガシャット!→待機」と「レバークローズ→待機」と、ただの「待機」)あるのが面倒です。うーん、自作するときはソフト側のコンテンツの準備がちょっと面倒になりそう。。。
気を取り直して、分解してみましょう。
ネジ穴は電池蓋の下にあるものも含めて6ヶ所です。
パカッと。基本的に部品は緑側についていますが、スピーカーだけはオレンジ側に固定されていて、しかもハンドルと一緒にネジ止めされているので、まずこのネジを外します。
するとこうなります。
さらに部品を外すとこんな感じになります。電池ボックスとクリアパーツ部分が箱ごと取れるので、意外と分解は簡単でした。
さて、マイティブラザーズガシャットの一番のギミックはこれですよね。スクリーン上の絵柄が変わるという。ここはもう少し詳細に見てみましょう。
上に二つ、LEDの光を通すための穴があります。実際に光の入れ方を変えてみましょう。
おもしろいですね。こういうギミックは大好きです。
この部分はさらに分解できます。
こんなふうにバラけて、
こうなります。
中に入っていたのはマジックミラー。鏡の裏に光がない状態だとほぼ完全に普通の鏡として機能しますが、
裏から光を当てると、裏側が透けて見えます。この性質を利用して、2つのLEDの明暗を調節して映し出す絵柄を変えているのですね。こういうギミックは大好物です。
さて、これでマイティブラザーズXXガシャットの仕組みについてはおおよそ理解できました。ただ、自分の関心ごととしては、このガシャットの仕組みそのものではなく、「どれだけこのガシャットが改造しやすいか」なのです。
中のスペースはそこそこありそうで、完全な箱型になったので、中に色々詰められそうです。ただ、自分が今ぼんやり考えていることを実現するには、ここからさらに大手術を敢行する必要がありそうです。できるかな。。。まあ、ダメ元でやってみることにします。順調にいけば、二月末ぐらいには何かお披露目できるかもしれません。
ディスカッション
コメント一覧
はじめまして。
オリジナルガシャット等を作るときに使われている小型の書込み機の詳細を教えてもらえませんか?
ぬーん様
はじめまして。マリオガシャットを作ったときはArduino Pro Mini 3.3V 8MHzを使用したので、その書込み機には、スイッチサイエンスさんで販売されている「FTDI USBシリアル変換アダプター(5V/3.3V切り替え機能付き)」を使っています。今作成している新しいガシャットでは、ちょっと事情があってArduino Pro Mini 5V 16MHzを使用しているのですが、この書込み機であれば3.3Vでも5Vでも対応可能です。
お返事ありがとうございます!
毎度分かりやすい解説付きで楽しく読ませてもらってます。
お仕事も大変かと思いますが、これからも頑張ってください!
ぬーん様
ご要望にお応えできなかったにも関わらず暖かいお言葉、ありがとうございます。がんばります◎
ピンバック & トラックバック一覧
[…] ボタンの押し方による状態遷移については、以前にマイティブラザーズXXガシャットを分析したときに得られた状態遷移図を参考に記述しています。 […]
[…] ーは『エグゼイド』の『マイティブラザーズガシャット』でも使われていたものですが(←詳しくはこちら)、『透過』と『反射』の両方の性質を持ちます。つまり、こういうことです。 […]