amiiboオルゴールポケットをつくる
昨年のまとめの際に少し書きましたが、頑張った割にあんまり評価されなかったamiiboオルゴールをリファインしたいと思います。具体的には、制作当時から自分の知見が増えて小型化の目処が立ちましたので、本物のGAME BOYがGAME BOY pocketに進化を遂げたように、amiiboオルゴールもamiiboオルゴールポケットに進化させたいと思います。
ということで、こちらがamiiboオルゴールポケットになります。
見た目はまんまゲームボーイポケットです。 元々のamiiboオルゴールは外装から手作りでしたが、今回は外装には本物のゲームボーイポケットを使用しています。液晶画面が壊れていたジャンク品をメルカリで購入させて頂きました。
上から見ると、本来のソフト差し込み口のところにリチウムイオンポリマーのバッテリーが見えています。ゲームボーイポケットには単四電池2本を入れるスペースが元々あるので、それを活かせれば一番良かったのですが、それだと直列で3Vにしかならないし、昇圧させると部品が増えたり電流量が心配だったりしたので、結局この形に収まりました。
スイッチ付近が閉まりきっていませんが、これは液晶相当の部分にNFCリーダーを挟んで微妙に厚さが出てしまったためです。やりようによってはうまく収められたのかもしれませんが、今回はこれで良しとしました。
先ほどの電源スイッチもそうですが、極力元のボタンをそのまま使えるようにして、各ボタンに対して以下のように機能を割り振っています。
- Aボタン … 曲再生
- Bボタン … 曲停止
- 上下キー … 音量UP/DOWN
- 右キー … 曲送り
- 左キー … 曲戻し
SELECTボタンとSTARTボタンは飾りです。ちなみにスピーカーも元々組み込まれていたものを流用しています。
液晶の部分は、元々がジャンク品で
こんな感じになってしまっていたので、白いプラ板で置き換えました。
この白いプラ板の下にNFCリーダーが収められているので、
こんな感じで使用することになります。
で、実際の動作はこんな感じです。
やっぱり本物の外装を使うと、とてもしっくりくる気がします。良い感じ。
オリジナルを作ったときにも少し触れましたが、「『MOTHER』のメロディーのオルゴールが欲しい!」という思いがずっとあったので、自分なりに作れる範囲では、ベストなものがつくれたかな、と思っています。
でも一番欲しいのは、やっぱり『エイトメロディーズ』の機械式オルゴールなんですよねー。どなたか作って売ってくれないかなあ。。。
最後に、以前作ったオリジナルのamiiboオルゴールと比較してみます。
今回のポケット版では、機能は最小限に抑えて、曲番号の表示やボタンの発光はなくし、フルカラーLEDの発光もシンプルにしました。その甲斐もあって、だいぶコンパクトに仕上げられたと思います。音声の再生手段がWAVEシールドからDFPlayer Miniに変更になったことと、バッテリーも単四電池からリチウムイオンポリマー充電池に切り替えたことも、小型化に大きく寄与しています。
機能的な充実度や完成度で言えばオリジナルの方が優秀なのですが、ポケット版はポケット版でかわいらしく、魅力的な作品になったかなーと思っています。
次回、次々回にわたって、簡単な制作工程をご紹介したいと思います。
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[…] 前回ご紹介したamiiboオルゴールポケットの作り方の前編、ソフト編になります。まずはArduinoでのNFCの扱い方の復習から入りたいと思います。 […]
[…] 実は、自分が前にamiiboオルゴールを作ったときにamiiboを扱えるようになったので、それをうまく活かせないかな、というところから、このガシャットのアイデアはスタートしています。 […]