3Dプリンタの造形物を綺麗にするマシンを使ってみました(polymaker Polysher レビュー) 前編
先月末のこと、仕事帰り中に奥様から「何か海外からデカい荷物が届いたんだけど」とのご連絡が。うーん、なんだっけ。基本的に海外からモノは買わないし、買ったとしてもせいぜい小さな電子部品ぐらいなものです。なんにせよ、子供が生まれてからというもの、奥様からは基本的に「モノを減らせ」と言われているので、あんまり邪魔になりそうなものだと奥様のご機嫌を損ねてしまいそうです。
などなど考えながら帰宅。ただいまー!
はい、超邪魔でした。申し訳ございません。
ということで、「3Dプリンタの造形物を綺麗にするマシン」こと、”Polysher”のレビューです。
このPolysherはどんなものかと言いますと、専用のフィラメント(“PolySmooth”)で造形したものをこのマシンに入れると、マシンが中をイソプロピルアルコール or エタノールで満たし、表面を溶かして綺麗にしてくれるというものです。そう言えばちょうど一年前の2016年4月末にKickstarterで投資していました。
当初は2016年9月にお届け予定のハズでしたが、まあクラウドファウンディングらしく発送は遅れ、ちょうど一年後の今になって届いたのでした。遅れはしましたが、クラウドファウンディングでは資金調達に成功しても頓挫することは普通によくあるので、無事に届いただけでも御の字です。
ではでは、早速開封してみましょう。
外箱。
本体。届いたときのダンボールの巨大さと比べれば、本体自体は思ったよりコンパクトです。まあ、3Dプリンタと同じぐらいの存在感はありますが。
取説はもちろん英語です。”Nebulizer”(噴霧器)とか日常ではあんまり見ない単語もありますが、文法自体は平易なものなので、そんなに困ることはありません。
「あれ、そう言えばそもそもこれって日本の電圧で動作するの?」ということにセットアップの段階で初めて思い至ったのですが、ちゃんと各国に合わせてコンセントの差し込みプラグの形状を変えられるようになっていました。親切。
それでは、とりあえず電源をON/OFFしてみます。
なんだか昔懐かしい電子音です。とりあえず、ちゃんと動いてくれて良かった良かった。
ここから先のセットアップは、ケースを開けて行なっていきます。いざオープン!
おお。なんかこう、ダイナミックで良いですね!
ではでは、中に溶媒を注ぎ込んでいきます。イソプロピルアルコールとエタノールのどちらでもよいのですが、今回はエタノールで試してみました。普通にAmazonで買えます。
ちなみに取説によると、純度は70%以上であればOKですが、オススメは90%以上だそうです。
ケースを手で持ち上げて、Nebulizer(噴霧器)をセット。
中のコネクタがあるので、しっかり接続します。
続いて、エタノールを充填。
初回利用時、もしくは久しぶりに利用するときは、付属のスポイトでNebulizerの中を濡らしてあげます。
最後に蓋をセット。ちなみに、この蓋はPolysherを実際に使うときに使用するもので、
このように、穴が空いてない蓋も付属しています。アルコールが気化してしまわないように、長期間使用しないときはこちらの蓋をすることが推奨されています。
あとは、この上に専用フィラメント”PolySmooth”で造形したものを置いて、ケースを閉じれば準備完了です。
今回は一旦ここまでにさせて頂いて、次回、使用結果を検証していきたいと思います。
余談ですが、Polysherが届いたこともあって、ゴールデンウィーク中に自分の部屋を整理した結果、
部屋の一角が、見事に自分の関心ごとのカタマリみたいになりました。うん、なかなか良い感じです。
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