食玩HYPER DETAIL GEARをコンプリートセレクションレベルまで高めてみました【回る!編】
前回で光らせるところまではできたので、次は羽根の回転です。モーター自体は前回配線済みなので、あとは羽根の加工が必要です。
前回、カラーを剥がしたクリアパーツ。結構綺麗にできたので、正直あんまりこれは破壊したくないのですが。。。
エイヤ、とドリルで貫通。
ニッパーで切り取って、
ヤスリで綺麗に仕上げます。
さて、羽根の部分の取り付けですが、
切り取ったものをそのまま取り付けようとすると、上記のように羽根の厚さに対してモーターのシャフトが短いせいで羽根と本体が干渉してしまいます。また、ギリギリ干渉せずに回っても、羽根がベルトのずいぶん奥になってしまい、見た目があまり良くありません。
そこで、羽根パーツにゲタを履かせることにします。ゲタにするものはクリアパーツなら何でも良いと思いますが、ここでは前回の塗装剥がしの失敗作(←除光液をぶっかけたもの)を再利用して、羽部分の表面だけを切り取ったパーツを使います。
ゲタパーツにはシャフトを通すための穴を開ける必要がありますが、ここは慎重に、キリで少しずつ穴を開けます。何せ、モーターのシャフトがとても細いので、うっかり大きく穴を開けてしまうと、せっかく作った羽根が空回ってしまいます。
試しにゲタパーツをつけたモーターを回してみて、ゲタパーツがちゃんと回転するようであれば、羽根パーツとゲタパーツを接着剤で固定します。
一晩放置。
結構しっかり固定されました。ではでは、本体に組み込んでみます。
うん、ちょうど良い感じになりました。
外装を付けた状態。内部機構(LEDテープ)が少し見えているので、気になってきたら後で適当に黒テープとかで隠すことにします。
さて、この状態でモーターを電池にダイレクトに接続するとモーターは勢いよく回りました。が、ArduinoのIOピンにダイレクトに接続してみると、うまく回りません。全く回らないわけではなく、ちょっと衝撃を与えてやったりすると回る状態になります。これはおそらく、ArduinoのIOピンからの電流(Max 40mA)程度だと、これだけ小さなモーターでも回すには力不足であるからだろうと思われます。
しょうがないので、トランジスタを使って、外部もしくはArduinoの電源PINから電流を引っ張ってくるようにします。前回、モーターとLEDでGNDを共通化せずに分けていたのは、この処理をやりやすくするためです。
トランジスタとして、例えばC2120を使う場合は、今回自分が使うArduinoの出力電圧が3.3Vでモーターにはだいたい100mAぐらいを流したいので、トランジスタのB(ベース)にはだいたい1mAぐらい流れるように、3.3kΩの抵抗を挟みます。このあたりの接続については、次回の「唸る!編」でプロトを作るときにお見せできればと思います。
ここでは、とりあえず手で勢いをつけて、無理やり光らせて回してみます。変身!
おおお!なんだかかなり良い感じではないでしょうか!
これでも自分的満足度は高いのですが、更なる高みを目指して、次回はソニックウェーブ(変身音)を鳴らせるようにしたいと思います。
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[…] 今回の記事では光らせるところまでですが、この後の展開(【回る!編】と【唸る!編】)を考慮して、ベルト部分で必要なところは、今回でほぼ作り込んでしまいます。つまり、今回 […]
[…] 前回までで、光って回るベルトにはなりそうな気がしてきたので、ここでもうひと頑張りして、唸るベルトにまで仕立て上げたいと思います。ここまでできればDX版相当です。 […]