RAPIRO(ラピロ)に赤外線リモコンキャノンを装備させる

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以前、3Dプリンタで作ったケースにirMagicianを入れて、銃に見立てた赤外線リモコンを装備させました。入れ物のデザインが残念な感じではありましたが、モーション付きで家電を制御する様は、デモとしてはなかなか良い感じでした。

が、これを実運用してみると、ちょっと問題がありまして。

夜、寝ている間にラピロにエアコン制御をしてもらったのですが、モーションをとるための動作音がとても大きくて、目が覚めてしまいました。夜中は誰も見ていないので、静かにこっそりエアコンを制御してくれるのが理想です。でも、今まで通り赤外線リモコンをラピロの手に持たせていると、どうしても腕を上げる動作が発生してしまいます(それが本来、長所なのですが)。

ということで、ラピロがモーションをとらなくても赤外線リモコンを発射できるように、irMagicianをキャノン砲のように仕立てて装備させることにしました。それも、できるだけカッコ良いキャノン砲にしたいと思います。

今回は、irMagicianに加えて、

これと、

これを使います。前者のライフルにirMagicianを組み込んで、後者のアームパーツを使ってラピロに固定します。

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ライフルパーツの側面です。ちょうど良いことに、真ん中らへんに窪みがあるので、この部分のハメ合わせ用の穴棒をカットすれば、うまいことirMagicianのIC部分がハマってくれそうです。

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こんな感じ。

これとはめ合わせるバーツは、USBケーブルの差込用に後方をまるっとカットして、irMagicianの動作確認用のLED、それから赤外線受光部が露出するように穴を開けます。

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こんな感じ。赤外線受光部だけ後から空けたので、加工が雑になっています。それから、右下にアームを接続する用の穴(3mm)も開けています。

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irMagicianは、ちょっと勇気がいりますが、先端の赤外線LEDをカットして、リード線で延長します。なるべく赤外線LED側に余分に線を残すようにカットした方が、半田付けしやすいかも。

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はめ込むと、こんな感じになります。

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先端部分がものすごくLED感が全開だったので、パワードアームズの余剰パーツを適当にカットしてはめ込み、固定してみました。

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irMagicianの基板は全部銃身に収まるわけではないので、上から見るとちょっとカッコ悪いです。

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ということで、こちらもパワードアームズの余剰パーツを適当に組み合わせて、上に被らせるように小型ビームライフルを追加しました。

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USBケーブルとアームを装着すると、こんな感じになります。

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後は、ラピロの右肩後ろに3mmの穴を開けます。最近ラピロに躊躇なく穴あけできるようになってきてしまいました。それにしても、最近のプラモの拡張パーツの接続は大概3mm穴で統一されているみたいで、とてもありがたいです。

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接続!若干横にふらつきやすいので、ラピロの肩と接触する部分に、こっそり両面テープを貼っています。

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完成!アームのおかげで、キャノンの向きや位置は簡単に変更・固定できます。夜中は動かしませんが、ラピロが体を捻って肩を回すようにすれば、好きな方向に向けて赤外線を発射することもできます。ちなみにライフルの発射音も鳴るように作っていますが、夜中は鳴らしません。

というわけで、ラピロがだいぶ実用的、かつ、いかつくなってまいりました。こういう無駄な工作が、やっぱりやってて楽しいです。

ちなみに、上のシールドの工作については、以前こちらに書いています。ビームサーベルはシールドのArduinoにつながっていて、遠隔地からXBeeでデータが送られてくると発光してお知らせしてくれるようになっています。