超変身!仮面ライダーラピロ!
前回Raspberry Piでガイアメモリを制御できるようになったので、クウガのメモリの音声基板をラピロの頭の中に組み込んでみました。クウガのガイアメモリには素晴らしいことに、4つのフォーム(マイティ・ドラゴン・ペガサス・タイタン)の変身音が全て収録されているので、これを使えば4つのフォームへの変身を再現(?)できそうです。
元々のガイアメモリも結構な音量で音が鳴ってくれるので、基板と付属のスピーカーをそのままラピロに放り込むだけでもそれなりに鳴ってくれそうなのですが、せっかくなので、元々ラピロに組み込んでいたスピーカーにアンプ経由で接続して、ステレオサウンドで鳴るようにしてみました。
さらに、せっかく変身ベルトのサウンドが鳴るのにベルトそのものがない、というのも寂しい話なので、ラピロの胴体の穴(本来、距離センサを入れるスペース)にフルカラーLED(拡散キャップ付き)を組み込んでみました。ラピロの頭と胴体を分解して、胴体から頭のRaspberry Piまで線を引っ張ってこなくちゃいけなかったので、地味に結構大変でした。。。
でもまあその甲斐あって、個人的には結構いい感じのものができたのではないかと思っています。冒頭の動画をご覧ください。過去最高に無駄な、実用性のない工作ですが、個人的に一番楽しい工作でした。
一つ誤算だったのは、Raspberry Piを一度落とした状態から起動すると、勝手にガイアメモリが長押し状態になってしまい、Raspberrry Piの起動が落ち着いた時点で突然ラピロが「クウガ!」と叫んで、マイティフィームの変身音が鳴り出してしまうようになってしまったことです。まあ、起動時だけなのであまり気にはなりませんが、ちょっとびっくりしました。
さて、これはこれで結構満足していたのですが、人間欲が出てきてしまうもので。
このガイアメモリを使ったクウガの変身再現、何か足りないなあと思っていたら、アレです。ベルトが出現するときの『ヒューン、ジャーン!』という音と、変身ポーズ中の『ギュイ、ギュイ』ていう音。
こればっかりは、ガイアメモリではどうにもならないので、MP3かWAV音源をRaspberry Piで再生させるしかない。。。
。。。
。。。あれ、それじゃあわざわざガイアメモリの音声基板を使わなくても、全部変身音をMP3とかWAVで用意して、Raspberry Piで再生すれば良かったのでは。。。
。。。
今更気がつきました 。 orz
。。。まあ、ガイアメモリがなければこのアイデア自体も発想できなかったと思うので、これはこれで良しとします。ちゃんとしたMP3とかWAVを用意できるのかというのは、また別問題としてありますし。
それに何より、全部ソフトで解決しちゃうのは、なんというか、個人的にあまり面白くないのです。
こんな感じの気分です(『ハルロック』最終4巻より)。まあ、自分の場合は晴ちゃんと違って、ソフトだけの世界だと誰にもかなわない、という思いもあるのですが。
そんなこんなで、音源を入れ替えて、細かい動きとかにも修正を加えたVer. 2.0がこちら。
うん、これでとりあえず、やりたいことはやれた気がします。
今回のガイアメモリ工作、このラピロの事例でわかってしまったとおり、Raspberry Piを使うと「そもそもRaspberry Piがパワフルなんだから、こっちで音声再生させればいーじゃん」という話になることもあるので、ガイアメモリ工作はArduinoと組み合わせたときの方が威力を発揮できるかもしれませんね。
また、今回はクウガのメモリを使いましたが、他のライダーメモリを使うのもおもしろそうですね。龍騎の『アドベント!』『ファイナルベント!』とカブトの『One, Two, Three, Rider Kick!』なんか使うと、ラピロが超必殺技をかましそうです。また、ファイズの『Standing by …』『Complete!』なんかはライダー云々関係なく、便利に使えそうです。
最後に、ここで紹介している2つの動画の冒頭に表示されるクウガの4フォームのイラストは、作成者であるデフォライドットコムの管理人・トクマル様に許可を頂いて、利用させていただいています。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
ご覧の通り、とてもかわいらしいイラストをお描きになられている方なので、特撮好きの方なら一度は覗かれることをお勧めします。多分、FacebookとかTwitterのアイコンを変えたくなると思います。
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