ジクウドライバー(DX版)の傾き改善小改造と、とても良く回るジクウドライバー(食玩版)

オリジナルライドウォッチの記事の方が待たれている気がしないでもないのですが、Twitterの方でちょこちょこ呟いていた小ネタも記事としてまとめておいた方が良いかなと思いましたので、このタイミングで一旦まとめておきます。Twitterの方は放っておくと、あっという間に流れて消えてしまうので。

1. ジクウドライバー(DX版)の傾き改善小改造

DX版のジクウドライバーは、「ロックを外したときに劇中ほど傾いてくれない」という仕様になっています(上図参照)。些細なことではありますが、気になる人は気になるようで、「こうすれば改善できるよ」という投稿をTwitter上でちらほら見かけました。

私自身は当初そこまで気にはなっていなかったのですが、遊ぶときにもう少し傾いてくれた方が遊びやすそうではあるなあと思ったので、Twitter上で見かけた、「一度ジクウドライバーを分解して、Rスロット側の裏のロックパーツを外して、ベルトの回転軸周辺に磁石を仕込む」というやり方を試してみました。

。。。が、2時間ほど試した結果、なかなかうまいこといかず。ライドウォッチを装着していない状態なら、ベルトが傾いた状態を磁石で保持することは全然難しくないのですが、Rスロット側にだけライドウォッチを挿している状態(=ジオウ、ゲイツに変身するとき)だと、ロックを外したあとにライドウォッチの重みで磁石の磁力を振り切って回ってしまうことが多々ありました。強力なネオジム磁石を何個も使用したとしても、です。

「このまま調整続けても埒があかんなあ」と思いましたので、方針を変更して、物理的に接触ポイントを設けて回転を止めることにしました。

具体的には、まず、ジクウドライバーを分解してRスロット側のロックパーツを外したあと、本来ロックパーツがあった場所の上、ジクウドライバーの縁ギリギリのところに、グルーガン(ホットボンド)でダマを作りました。

それから、ダマの部分をニッパーなどで少しずつカットして、ロックのかかりやすさを調整します。うっかりカットし過ぎてロックがかからなくなってしまったら、そのときは一度ボンドを外して再度ダマ作りからやり直せばOKです。

手順としてはこれだけです。下図が加工前のジクウドライバーの傾きで、

下図が加工後の時空ドライバーの傾きです。

やっていることはロックする部分をちょっと上にずらしただけですが、それでも傾きとしては結構変わります。自分はこれぐらいの傾きでOKなのでこれで良いのですが、もう少し傾きを強くしたいという場合は、別の方策が必要になります。

磁石を使ったやり方ほどエレガント(?)ではないですが、改造としてはだいぶとっつきやすいやり方だとは思いますので、傾きがどうにも気になるという方は、一度チャレンジしてみても良いかもしれません。ジクウドライバーを分解するときは、中で使われているバネが飛んでいってしまわないようご注意ください。

ちなみに、「裏面とは言え、何か白っぽいカタマリがくっついているのが見栄え的にちょっと。。。」という方は、黒色のホットボンドを使うと、見た目はだいぶマシになります。

こんな感じですね。私も最初に加工した後に黒色のホットボンドの存在を知ったので、後でやり直しました。

 

2. とても良く回るジクウドライバー(食玩版)

DX版のジクウドライバーですが、ウチの長男が腰に巻いて遊ぶにはまだ大き過ぎるので、「ウチの子が身につけられるような小さいジクウドライバーはないかしら」と思って、試しに食玩『ジオウアームズ』のジクウドライバーを買って参りました。

一応腰にクリップで付けられるということだったので、それなりの大きさはあるのかなと思っていたのですが、

これがまた思いのほか小さく。事前にサイズを確認しない私が悪いのですが、とても身につけて遊ぶようなものではないな、という感じでした。

ただ、回転ギミックはちゃんと再現できるし、ライドウォッチのリングも回転するしで、モノとしては良くできていたので、何か改造して遊べないかと思い、

 

結果としてこうなりました。手軽に遊べる超回転ジクウドライバー。ジクウスピナーとも言えそう。両サイドともライドウォッチがジオウなのは、『ジオウアームズ』のジカンギレード(ビルドライドウォッチ付属)が手に入らず、元のまま遊ぶ用と改造用で購入した2個のジクウドライバーに付属していたそれぞれのライドウォッチを使用しているからです(※バランスの関係で、ライドウォッチが片方だけだとうまく回転しません)。

これ、構造としてはとても単純で、裏側にミニモーターを突っ込んで、単四電池x2のボックスを貼り付けて、ON/OFFをタクトスイッチで制御しているだけです。それから、できるだけ正位置でベルトがストップするように、ネオジム磁石を貼り付けています。

元々こうなっているものを、

上部分のロック部分をカットし、

裏側を削って、回転軸がちょうど顔を出すようにモーターをセット。

竜頭の部分をカットし、穴を開けて、

タクトスイッチをセット。さらに、押す部分に接着剤やホットボンドをつけて、先ほど切り落とした竜頭を被せると、結構良い感じになります。

モーターの位置合わせ。多少ドライバーの回転部が前面に出ている方が綺麗に回ります。

配線をする前に、ベルトの正位置でできるだけ止まるように、ネオジム磁石を固定。自分の場合、両面テープで仮止めして、問題なければグルーガン(ホットボンド)で固定、という手段を良くとります。

最後に、電池ボックス・タクトスイッチ・モーターを配線して半田付け。プラスマイナスをどう配線するかでモーターの回転方向が変わるので、事前に希望方向に回るかどうかを確認してから半田付けしましょう。

配線が終わったら、元々のクリップパーツを加工したものに両面テープを貼り付けて、電池ボックスを固定しておしまい。以上で、「タクトスイッチ(=竜頭部分)を押している時だけ高速回転するジクウドライバー」の完成です。本当にちょっとした玩具ですが、長男には結構好評なので、作った甲斐はあったかなと。

 

というわけで、ライドウォッチ改造に入る前のちょっとした小ネタ改造でした。次回はオリジナルライドウォッチの詳細を公開予定です。