オリジナルライドウォッチをつくる 〜はじめに〜

ブログのリニューアルをしてから、案の定と言いますか、二ヶ月ほど更新が途絶えてしまいました。一応本業を抱えているサラリーマンエンジニアですので、本業のピークが来るとこういうことも発生してしまいます。。。申し訳ありません。一応、Twitterの方ではちょこちょこと進捗やちょっとしたことは呟いておりますので、生存確認(?)をしてくださる方は、こちらの方もご参照頂けますと幸いです。

 

さて、現在絶賛放映中の平成仮面ライダー20作品記念作『仮面ライダージオウ』。タイムトラベルものは設定を追求し過ぎると話がよくわからなくなってモヤモヤした感じになってしまいますので、そのあたりはあまり追求せず、単純にレジェンドの客演を素直に喜び、『え、この巧の変身解除部分(※第6話)、まさか今の半田健人さんで新録したの?すげえな!』みたいな楽しみ方をしております。

今年の主力玩具は『ジクウドライバー』と『ライドウォッチ』。バンダイ様も相当気合が入っているようで、年内だけで全レジェンドのDX版ライドウォッチを出す模様。それだけで済むハズは当然ないので、その後も色々出てくるのでしょうが、自分としてはとりあえず全レジェンドのDX版ライドウォッチだけは記念的な意味合いで全部揃えるとして、ガシャポン版や食玩版、限定物は基本的に追いかけない方針です。さすがにお金と収納スペースが追いつきません。。。

改めて言うことでもないかもしれませんが、今年はギミックが『ベルト中心型(オーズ、フォーゼ、ウィザード、ドライブ、ゴースト、ビルド)』と『アイテム中心型(ダブル、鎧武、エグセイド)』のハイブリッドと言うか、両採用というような方式。視覚演出をベルト(ジクウドライバー)に、音声演出をアイテム(ライドウォッチ)に振り分けている感じですね。視覚演出という意味では、ライドウォッチも発光はしますが(※DX版のみ)、それが霞んでしまうぐらい、ジクウドライバーの液晶部分の表示の美しさが際立っています。

改造派としての立場から言わせてもらうと、アイテム中心型の方が改造の自由度は高くて、特に『エグゼイド』はベルト(ゲーマドライバー)側に音声・発光ギミックを一切持たせないというかなり思い切った仕様だったため、アイテム(ガシャット)のみを改造するだけで『スーパーマリオブラザーズガシャット』と『大乱闘スマッシュブラザーズガシャット』という、オリジナリティの高いアイテムを作り出すことができました。ちなみに、この思い切った仕様のため、ゲーマドライバーは発売当時「ぼったくり」とよく言われていた気がします。

一方、ベルト中心型は改造の自由度が低く、例えば『ビルド』では、基本的にベルト(ビルドドライバー)内に組み込まれている音声の範囲内でアイテム(フルボトル)の改造を行わないと、せっかく改造してもボトルの見た目と音声がミスマッチするという、なんだかよくわからないモノができてしまう可能性が高くなります。それゆえに、ビルドにおける私のオリジナルアイテム改造は、「ビルドドライバーに組み込まれているレジェンドライダーの音声を利用して独自解釈のレジェンドライダーフルボトルをつくる」というものになりました。その後、トランスチームガンを使って組み込みの音声すら変更し、完全オリジナルのボトルとベストマッチを作れる仕組みを作ったりもしましたが、これはあまり評判が良くなくて、作ってはみたものの、あまり深掘りせずに終わってしまいました。

 

さて、以上を踏まえて、『ジオウ』におけるオリジナルアイテム(ライドウォッチ)を作るための方針ですが、まず、ベルト(ジクウドライバー)に諸々の表示演出が組み込まれている以上、ベルトに表示される文言すら変えてしまうようなライドウォッチを作成するのは非常に困難だと思っています。さすがに、表示部を自由に制御できるようなハック技術は、私にはありません。回避策としては、ワイルドカード的に解釈できる文言(『RIDER』など)が表示されるような識別パーツをライドウォッチにとりつけて、表示部分についてはそれで良しとしてしまう、というところでしょうか。

次に、音声・発光部分については、ガシャットのときと同じやり方で、自由に好きな音声と発光パターンを設定できると思います。というより、できます。既に検証済みです。

 

こんな感じで、ライドウォッチの内部の状態遷移さえ理解してしまえば、プログラムでそれを再現することはそこまで困難ではありません。あとは、必要な具材をうまくライドウォッチの中に収めることができるかどうかの問題です。ただ、先で述べた通り、ベルト側の表示はあくまでジクウドライバーに用意されているものを使用することになるので、あまり突飛な音声を組み込むと、「表示は『RIDER』なのに、音声は『ウルトラマン』」みたいな、変なものが出来上がってしまいます。

ということで、ベルト側の表示に制約が加わる以上は、『マリオガシャット』のようなものを今回作るのは難しいと思っています。そのため、今回は『ビルド』のときのオリジナルフルボトルと同様、まずはベルト側の方には手を出さず、ライドウォッチ側の音声・発光パターンの全差し替えだけで作れるものを作ってみようと思います。

 

今後の予定としては、来月上旬ぐらいに出来上がったものを公開する記事を書いて、そのあとに、ちょっとややこしいプログラム部分だけを解説するような記事を書こうかと思っています。相変わらずペースがかなり遅くて申し訳ありませんが、気長にお付き合い頂けますと幸いです。