Arduino WaveシールドをArduino Megaに対応させる

th_wave-mega-6

前回の最後に、「WaveシールドはそのままではArduino Megaで使えないよ!」というお話をしました。つまり、配線をちょっと修正してあげれば使えるようになります。具体的には、以下に記載があります。

実際にやってみましょう。

IOピンの接続先を以下のように修正します。

  • 10 -> 53
  • 11 -> 51
  • 12 -> 50
  • 13 -> 52

上記の参照記事と異なっていますが、こっちが正解です(上記の参照記事でも写真の配線は合っている)。要はSPI通信用の線がUNOとMEGAで異なっているので、それを修正してあげればOK、という話です。詳しくはこちらをご参照ください。

Arduino Unoでの利用とMegaでの利用を簡単に切り替えられるように、Waveシールド上の10〜13番ピンに繋がる部分と、”CLS”となっている部分にピンソケットをつけます。

th_wave-mega-2

上の写真で黄色になっているピンソケットが10〜13番ピンに繋がるもので、4つの赤くて短いリード線の左に一個だけついているピンソケットが”CLS”となっている部分のピンソケットです。

それから、11〜13番ピンヘッダは外しておきます。

th_wave-mega-3

横から見るとこんな感じ。

th_wave-mega-1

あとは、接続用の線を4本作れば準備OK。

th_wave-mega-4

UNO上でWaveシールドを使うときは、上写真のように”CLS”と10番ピンを繋げ、UNOとシールドの11<->11, 12<->12, 13<->13をそのまま繋げばOKです。

th_wave-mega-5

こんな感じになります。

MEGA上でWaveシールドを使うときは、CLS<->53, 11<->51, 12<->50, 13<->52を繋げます。

th_wave-mega-6

こんな感じです。

さらに言うと、Arduino Megaの互換機であるSeeeduino Megaでもちゃんと動きます。

th_wave-mega-7

こんな感じ。個人的に、Arduino MEGAと同じ性能なのにUNOと同じぐらいコンパクトなSeeeduino Megaは結構お気に入りなので、以後はこれをメインに使っていきたいと思います。