KiCad練習の続きです。今回は発注までいきます。前回と同じ手順は飛ばしていきます。
まずは回路図エディターでの作業。今回はこんな感じでシンボルを選んでみました。

前はホールを一個一個配置していたのですが、まとめられるものはまとめることにしました。
表示をすっきりさせつつ、配線をするとこんな感じ。

今回は自分にとって不要な表示は初めからほぼ非表示にしています。
フットプリント割り当てはこんな感じにしてみました。

これで回路図エディターの作業は終了。
続いてPCBエディターの作業に移ります。ベースになるシンボルが変わっただけでやることは前回と全く変わらないので、いきなり完成系がこちらです。

3Dビューアーで表示。

イメージ通りです。このプリント基板だけだとどこが何用のピンなのか全然わかりませんが、最終的にはDIP20化したATtiny1616をセットして使用する想定で、そっちの方にピンの名前は書いてあるので、こっち側ではスペース優先で思い切って省略しました。どうせ使うのは私だけですし。
ということでデータは作成できたので、ここからは新たな作業、プリント基板発注に向けたデータ出力に進みます。

で、出力前にデザインルールチェッカー(DRC)を起動。エラーと警告がめちゃめちゃ出ていますが、Geminiに寄れば「部品を省スペースに詰め込みすぎて注意されているけど、今回の用途であれば無視しても問題なし」とのことでしたので、このまま進みます。「ショート」とか「未接続」がないことは確認済みです。
今回、プリント基板の発注にはメジャーな”JLCPCB“にお願いしようと思っているので、JLCPCB向けの発注用データを簡単に作成するためのプラグインを入れることにします。

最初の画面で”プラグイン&コンテンツマネージャー”を起動。

検索窓に”JLC”と入力すると”Fabrication Toolkit”が出てくるので、”インストール”。すると”インストールを保留中”になるので、右下の”保留中の変更を適用”を押すとインストールされます。
インストールが完了すると、PCBエディターの上部右端に”Fabrication Toolkit”のアイコンが出てくるので、こちらをクリック。

すると、以下のように、いくつかに勝手にチェックが入った画面が表示されるので、そのまま”Generate”。

するとこんな感じで、あっというまにデータが出力されます。超簡単。

では早速JLCPCBにアクセスします。

とりあえずアカウントを作ってログインしてから、右上の「発注する」へ。

「ガーバーファイルを追加」のところに、先ほど生成されたzipファイルをドラッグ&ドロップ。

問題なさそうです。


JLCPCB側のビューアーで最終チェック。実はここで、配線を一本だけ細いままにしてしまっていたことに気づいたので、ファイルをアップロードしなおしました。
オプションの選択では、特にこだわりはないので、数量だけ初期値の5個から10個に変更しました。これで、よくわかりませんが「特別オファー」と表示されていて812円、小型基板で自動で設定される(?)デバリング(バリとり)で32円、計844円。2営業日で製造。
また、配送方法がデフォルトだと”UPS Worldwide Express Saver”になっていて、2〜4営業日での発送で1,382円になっています。他の選択肢を見てみると、”OCS NEP”というものが748円からなぜかさらに安くなって162円、かつ4〜6営業日での発送になっていて、好都合過ぎて逆に不安ですが、今回はこれにしてみることにしました。
これで、計1,006円。うーん、個人ユース、しかも海外からの送料込みでこの価格は安過ぎじゃなかろうか。。。と思っていたら、

なんか新規お客様向けクーポンが適用されて送料だけになってしまいました。なにこれバグ?
なんか974円まで引いてくれそうだったので、うっかり発注数を20まで増やしてしまいました。これでも送料だけです。ただ、なんか関税の関係?で1ドル以下になるのはダメなのと、Paypalの手数料やらで、最終的には$2.70(438円)程度の支払いになりました。それでも安過ぎるけれど。
そして注文から6日後。

無事到着しました。



イメージ通りのものがちゃんと出来ていました。その後、実際に2作品ほどに組み込んで試してみたのですが、電気的な接続も問題なし。VDDとGNDの穴がめっちゃ増えたので、配線が考えやすくなりました。
ということで、無事にプリント基板の設計から発注まで辿り着けました。一品モノをつくるのにわざわざ基板発注する気にはなれませんが、同じ種類のものを何個も作りたいときは、積極的に活用していく方がよいかなと思った次第です。

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