和歌山生活備忘録

ちょっと会社の諸事情で、一ヶ月ほど和歌山で単身赴任生活(ビジネスホテル暮らし)をしておりました。そう、ここ一ヶ月の更新は実は和歌山から行っていたのです(だからなんだ、という気もします)。

あまり無い機会なので、毎晩独り『孤独のグルメ』ごっこのつもりで

『焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ』

『このおしんこは正解だった』

 『ラストの白ご飯おかわり…あれが効いたな』

等々心の中でつぶやきながら外食してたら、腹がぶよぶよになったブー。

。。。人って簡単に太れるのですね。

和歌山ラーメンは、井出商店含め4回ぐらい食べました。それはそれで美味しかったのですが、個人的には和歌山駅地下にある『Jardin(ジャルダン)』という洋食屋さんがお気に入りでした。昔ながらの洋食屋さんといった感じで、『孤独のグルメ』感を味わうのにうってつけです。オススメの『豚ヒレカツ定食』が出てきたときには、

『ほー、いいじゃないか、こういうのでいいんだよ、こういうので』

と素で思いました。もちろん『孤独のグルメ』的雰囲気だけじゃなくて、肝心の味も量もすごく良い感じでした。また和歌山に来ることがあったら立ち寄りたい。

 

和歌山では、普段の業務では接することのない、50〜60代の運送屋さん(ドライバーさん)と行動を共にすることが多かったのですが、年の功というか、いろいろ興味深い話を聞くこともできたので、自分の備忘録としてメモしておくことにします。

  • 年をとってくると、だんだん笑えなくなってくるもの。自分の父親が腹を抱えて笑っている姿を最後に見たのはいつか?(だから、この歳(50〜60)になって、楽しい時間を過ごせたことが貴重)
  • 仏様には感謝を。願い事はしない。願い事をするのは、神様に対して。
  • 家には、ダンボール箱で作るぐらいのものでも良いので、ご先祖様(自分の祖父母ぐらい)を祀るスペースを作る。家の中にそういうスペースを作っておくことで、子供は小さな頃から、自分のご先祖様の存在を意識しながら育つようになる。それが、自分の命や、他人の命を大切にするということを、子供が理解することに繋がる。
    • 家を建てるときも、まずはご先祖様のスペースを作って、先に家に入ってもらって、それから自分たちが入るようにするべき。
  • 親バカは良いが、バカ親になってはダメ。学校で教えられることや、先生の器の大きさを理解せずに、過大なまでに学校に求めようとするのがバカ親(例えば箸の持ち方などは、学校ではなく家庭で教えられること)。最近はバカ親が増えていて、多数決では、おかしいと思うことの方が優位に立つこともあるかもしれない。それでも、正しいと思うことを曲げてはいけない。子供同士が喧嘩をして、自分の子供にその理由を聞いたなら、子供は自分に都合の良いように、平気で嘘をつく。それは理解した上で、周りの人に聞いて、本当の原因を確認する。そして、自分の子供が悪かったこと(例えば、相手を殴って怪我をさせたことなど)については、自分の子が悪かったと謝る。しかし、その喧嘩の原因が相手にあったのだとすれば、そのことについては、相手の親に対して、相手の子供を叱るよう、ちゃんと言うべき(*自分が相手の子供を叱ることはしない)。ご近所付き合いもあるので、波風立たないよになあなあに治めたくなるかもしれないが、そこでちゃんと話し合わなければ、自分の教育方針が相手に伝わらないし、相手の教育方針を自分が理解することもできない。

およそこんな感じの話だったと思います。自分が今後、実際どういうふうに生きていくかはわかりませんが、頭の片隅に置いておくべき話かな、というふうに思ったので、ここに記録しておきます。